忍者ブログ
※ガルゼ:『がんばるぜ』の略。主に静岡県西部の高校水泳部及びスイミングクラブで使用される雄叫び。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 
ボスの異動の話は、パテントで大学側ともめたかららしい。出ていけと言われたとか、出てってやると言ったとか、諸説あるけど、居辛いはずなのに我々のことを親身に思っていろいろしてくれていたことがわかり、申し訳なく思った。

しかし、依然としてなかなか動いてくれなかったのは事実。その上、OIPは現在のDSの修正はできないと言ってきた。今すべきなのは、ボスにre-appointment letterを書いてもらって、それを元にPENNから新しいDSを申請すること。だから初めからそれを言っているのに。

同時にDUKEにも3月1日(あるいはDSの修正が可能だった場合、5月1日)からのDSをどうしたらいいか問い合わせていた。すると、丁度その時ボスがそちらにいたらしく、レターを書くように言ってくれるという。しかし、上記のように修正はできなくなってしまった。

この際、ボス、DUKE、ビジネスオフィスの3者に同時にメールを出して状況を説明、DUKEとビジネスオフィスが話し合い、ボスがPENNからDSが出るようにレターを書く、という結論に至った。re-appointoment letterは、留学生を抱えているアメリカの研究室なら通常コピーがあって、必要部分を書き換えるだけで出せるから、すぐに用意できるはず。しばらくして、ビジネスオフィスにサインをしに来いという連絡が来た。普通はレターの中身を確認して、サインをして持っていくのが手順だと思うんだけど。一応コピーを要求したらくれたけど、下手したら中身にひどい悪条件を書かれていて、それを知らずにサインしてしまっていたかもしれない。

次の日、いつできるか尋ねてみたが、昨日出したばかりだからわからない、と。早くそれがわからないと、来月にVISA更新のために帰国するのに飛行機が予約できない。急ぐように言ってくれと言ったら、自分で行け、と言われた。OIPに直接言いに行くと、担当部局がどうするかが問題だから、今月中は難しいかも知れない、努力はするけど保証はできない、と言われた。

数日後、努力が実ったようで、2月中に新しいDSができた。OIPまでピックしに行き、サインを記して終了。これで身分は保障された。給料額が少し上がっていたが、1月から保険料や税額が上がったようで、手取りは減少。少し痛い。
PR
 
ビジネスオフィスから来た返事は「OIPに問い合わせたけど、延長は無理。ボスから2008年3月-2009年2月のアポイントメントレターをもらえ。」だった。できるって言ったじゃん。

通常、契約が更新できないことは期限の3ヶ月前に言わないといけないらしい。法律で決まっているとか。某所では、それを逆手にとって2年目は3ヶ月契約になるらしい。

とにかく事を急ぐのでボスに打診しに行った。何度言っても「次はDUKE。」としか言わない。その割にこちらからDUKEに直接質問するまで動いてくれなかった。もう一ヶ月しかないのに。

DS-2019のトランスファーは簡単にできる。これは移籍する際に誰もが行うことであり、今回のような場合、まずペン大からそれを発行し、異動に合わせてそれをトランスファーすれば難なく終了する。なのに、なぜかボスは自分がいつまでの日時を決定できないくせに動いた先のことばかり考えている。

この状況で、ひとつ深刻な問題が発生した。現在加入している保険は、ペン大の雇用に付帯するものであるため、ペイロールが終了するとともに失効。ここに来た時の保険加入手続きを鑑みても、即日だ加入できるとは思えない。すなわち、ここでの雇用が切れた時点で無保険になる。この医療費のバカ高いアメリカでそれは何としてもさけないければならない。この事態も、上記のようにペン大での契約を継続すれば何の問題もなく解決する。

もし3月の時点で身分だけを移すことが決定事項だったなら、それは数ヶ月先から始めてなければいけないことだった。

ある先輩は「ここではだれも信用できないから」と言った。全くだ。そして、ボスと話をした数人の学生の噂では、異動は6月になるらしい、とか。
 
先日もめていた友人と僕の立場の違いがわかった。僕は2005年にテキサスにJ-1で留学しているので、TAX TREATYが適用されるらしい。一方で友人は2007年入国なので、TREATY適用外。しかし、その時のJ-1VISAは盗難に遭ったパスポートとともに紛失しており、最初ビジネスオフィスに書類を提出した時に記憶に基づいて記入したのみ。それを証明する文書は一切なかった。つまり自己申告でしかない、ということ。

パスポートもかわっているし、SSN再申請時にも旧パスポートや旧SSNとの照会は一切していない。戸籍のないアメリカでは、SSNがその代わりをするわけだが、このようにしてパスポートを紛失したことにして再申請すればいくらでもとれる。これが普通にまかり通るならば、自分を何人でも存在させることができてしまうのではないだろうか。そうすることによって、例えば人を殺したとしてもしらを切り通せるかも知れないし、逆に世間に知られずに済まされてしまうこともあるかも知れない。通りで犯罪が減らないわけだ。

さらに、DS-2019において、先輩が一ヶ月だけ延長手続きをとったという話を聞いて、もしかしたらプログラム開始日から1年間分までは延長が可能ではないかと思った。実はここでは初めて言及することになるが、あと数か月のうちにノースカロライナのデューク大にラボが移籍することが決まっている。しかし正確な日時はまだ決まっていない。おそらく、この一ヶ月の間ではないと思われる。

我々のDS-2019の期限切れが来月いっぱい。今すぐにでも新しいフォームを作成しなければいけない。
「一回ペンから出してくれ。」
とボスに打診したが、
「次のはデュークが出すから。」
の一点張り。それなのにいつ動くかわからない。そうこうしてるうちに期限が来てしまう。

DS-2019は、プログラムの開始日から1ヶ月以内に担当部局に出頭しなければならない。このまま今の場所にいながら身分だけ移すのだろうか。こうした問題から、もし期限が延長できれば色々と慌てないで済む、と考えた。それに、オファーレターには1年分の給料を保障する一文があり、現在のペイロールシステムでは満額貰えない計算になる。これを交渉カードにしようとしてビジネスオフィスに行った。

「ああ、これはOIP(Office of International Program)のミスね。問い合わせてアンタがどうしたらいいかメールしてあげる。」
と言われた。終了日が2月末日というのは重大な間違いだったのだ。おかしいと思いつつ放置していた自分にも多分な落ち度があるが、今まで何回でもチャンスがあったはずなのに気付かなかったアメリカの事務員は、やはり日本のそれと比べると、うーん、なのかもしれない。それでも給料は僕らの1.5倍です。

その後数日経つが、まだメールは頂いてない。
 
TAX RETURNとは、いわゆる確定申告のこと。Penn大では、1月中に所定のフォームができあがるという連絡が回っている。この申告は4月15日までに行わなければならず、この日は郵便局に人が殺到するらしい。

J-1ホルダーは、日米間のTAX TREATY(条約)で、Two Calender Yearは連邦税を免除する、という取り決めがなされていた。つまり、僕の場合2007年5月スタートなので、2009年4月までは免除される、ということ。しかしこのTreaty、実は2005年に廃止されている。これまでは、税法上Residentの定義があいまいだったため、日米のどちらかで税金を払わせるために改訂されたと考えられている。このおかげで、経済的に留学を断念する人が増えたとか。

とはいうものの、アメリカのお役所仕事のことだから、急遽システムの改変というわけにはいかなかったらしい。引き続き免除を受け付ける組織も多々あり、これがさらに混乱を招く。ケース・バイ・ケースと言わざるを得ない。前述のとおり、Penn大では免除をしている模様。我々も期待しないでこのTAXRETURNを待っている。

先日、支払済みの連邦税を払い戻すからPayroll Officeに出頭しろという連絡が来た。一応、DS-2019と給与明細のプリントアウトを持っていき、メールのプリントアウトを見せた(なんと言えばいいかわからなかったので)。IDの提示を求められ、紹介した後にまた以前と同じように何かのフォームにサインをさせられた。手続きはこれで終了。結局今回も何をしたのかわからなかった。

同じく化学系PDの友人が、同じ手続きをしに行ったら、「No tax treaty!」と強い語気で言われ、IDカードを叩きつけられたんだとか。彼は、僕が上気のように以前した手続きの際も、同様に追い返されている。同じ日本から来たPD1年目でPenn大から給料をもらっているという、僕と一番状況が近い立場であるのに。この件について、彼は化学科のビジネスオフィスに相談した。そこで対照として僕も呼ばれたのだが、やはりPayroll Officeのこの対応は不当だ、ということになった。Penn大は全員に対してこの免除を行っているようだ。「この件に関しては私(女性の事務員)が何とかするから。」ということで、二人でTAX RETURNの説明を軽く受けた。

その際に、例として彼女の税フォーム(?)を見せてもらったが、なんと僕らの1.5倍稼いでいた。彼女は30歳(その友人が生年月日を見た)。やはりアメリカ人は金持ちで、ポスドクは薄給なんだと再確認した。それはいいとして、もしこのPayroll Officeの手続きで帰った来なくても、TAX RETURNでちゃんと取り戻せる、と言われ、さらに州税ももしかしたら返ってくるかも知れない。これも期待せずに待つことにする。
 
11月下旬に、保険のプランが2008年度用に変わるから再設定しろ、という通達が来ていた。…のにしばらくしてから気付いた。歯医者を変えようとして接続したからだった。この時既に12月上旬。

時は流れ1月1日。変更した歯医者の情報が反映しているはずの時期だった。しかしカードがない。当局に問い合わせた。有効日が来たが、カードなしでも受け付けてもらえるか?と。答えは、一時カードをプリントアウトできるから、それを使え、と。

言われたままにサイトに接続し、大学のIDでログインしようとしてもできない。折り返しこのことを聞いたら、サインアップをしろ、と。不安だったが現存の保険カードに記載されているIDも併せて登録情報を入力すると、ちゃんと夫婦分の情報の入った自分のページに辿り着いた。そこで一時カードをプリントアウトすることもできた。

が、肝心の歯医者、変更が受け付けられていない。今変えても来月までは無効。次の瞬間即クレームを入れた。何とかしろ、Please,pleaseって。これが気に食わなかったんだろうか。Don’t hesitate to ask me.とか言っておきながら返事がなかった。

アメリカの医療業務なんて所詮こんなもん。救急車呼んでも支払い能力がなければ拒否されるし、乗れたとしても数十万円、入院一日十万円以上、金のない人間に最大限の医療を施す必要はないと考えてる国だから。
 
プロフィール
HN:
ma-bo
性別:
男性
自己紹介:
2007年5月よりペンシルバニア大学化学科に研究留学中の博士研究員(非学振ポストドクター)。

【略歴】
静岡県立高校普通科

旧帝大理学部

同理学研究科化学専攻

同博士後期課程
(その間テキサスに短期留学)

カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
最新コメント
[01/14 ma-bo]
[01/07 yottin]
[11/26 celica]
[11/07 yottin]
[11/05 celica]
最新トラックバック
ブログ内検索
バーコード
忍者ブログ [PR]